6:30 起床
バルセロナ観光初日は、サグラダ・ファミリア、カサ・ミラを訪れ、夜はフラメンコショーを観る予定。
7:00 朝食
再びホテル「Room Mate Pau, Barcelona」に宿泊したのは、ロケーションが良いことに加え、朝食が充実しているからだ。ビュッフェは見た目も盛り付けも美しく、充実した日替わりコーナーもある。新鮮な野菜やフルーツを摂れるのもありがたい。




サラダコーナーにツナがあったので野菜にのせて食べたら、塩気が効いて美味しかった。


フルーツとデザートも充実。


8:00 ホテル出発
サグラダ・ファミリアまで徒歩40分弱。食後の散歩にちょうどいい距離だ。


8:40 サグラダ・ファミリア
建物越しにサグラダ・ファミリアが見えてきた。

2025年2月に初めて見た時もデカかったが、今年2月に主塔「イエスの塔」の最上部に十字架が設置され、さらに存在感が増している。十字架があるとないとでは、かなり印象が異なる。


サグラダ・ファミリアの南側は黒い壁で覆われ、教会の正門となる「栄光のファサード」を工事中。


生誕のファサード側から全体を眺めると、中央にイエスの塔の十字架が見える。まだ教会全体は未完成だが、この十字架が加わったことで、外観が一つの完成形に近づいたように感じる。それだけこの十字架は象徴的だ。


9:00 入場
今回のチケットは、塔に昇れる「Sagrada Família with tower」。3月上旬、約2カ月前に公式サイトで予約した。塔は「受難のファサード」を選んだ(購入時に「受難のファサード」/「生誕のファサード」を選択する)。


【受難のファサード】
エレベーターの指定時間は9時15分。ロッカーに荷物を預け、すぐに列に並ぶ。


エレベーターを降り、しばらく階段を上る。小窓からはイエスの塔が見える。


階段を上りきると、塔と塔の間の渡り廊下に出た。周囲は落下防止用の金網で覆われているので、少々写真が撮りにくいが仕方ない。


ここでは、イエスの塔の十字架の存在感がさらに増す。


真上を見上げると、イエスの塔と受難のファサードの2つの塔が視界に入る。人間が創り出したとは思えない、なんとも複雑な光景だ。

スビラックス作「キリストの昇天」や「使徒の鐘塔を飾る星形の装飾」が近くで見える。


塔を飾る色鮮やかな果物や植物のオブジェも間近に見える。


今回「受難のファサード」を選んだのは、午前中の訪問だからだ。西向きなので、午前中は街並みが順光で見やすいのだ。
遠くに地中海やモンジュイックの丘が広がっているのがキレイに見える。


しばらくすると、イエスの塔の十字架に取りついて作業をする人が見えた。約170mの上空でこんな作業をしているとは。もちろん命綱は着けているのだろうが、見ているだけで足がすくむ。

人間が創り出したとは思えない建物を、こうして人間が少しずつ造り上げているのだと実感した。

約400段のらせん階段を下りる。


途中、小さな窓から外を見下ろすと、破れた袋のような彫刻が見えた。彫刻家の外尾悦郎さんの著書『ガウディの伝言』によると、福音書記者マタイが収税士だったことにちなみ、穴の開いた収税袋からお金がこぼれ落ちる様子を表現したものだという。しかも、雨樋としての機能も兼ねているのだ。面白い。

さらに下を覗くと、教会の正門となる「栄光のファサード」側で工事が進んでいる様子も見える。複雑な形をした屋根のような構造物が、かなり出来上がっているようだ。


【ロザリオの間】
スペイン内戦で破壊され、外尾悦郎さんが修復を手がけたロザリオの間。前述の『ガウディの伝言』でも紹介されている。前回訪問時にはこの間の存在すら知らなかったので、必ず見ようと思っていた場所だ。

中央にマリア像、その右には爆弾を持った若者の像、左には祈る少女の像。悪魔が二人に「やっちまえよ」とそそのかしているようだ。




僕には、悪魔の誘惑に二人がギリギリのところで踏みとどまっている場面を描いているように見えた。
【教会内部】
教会の内部は、東側に青と緑、西側に黄と赤を配したステンドグラスに囲まれている。朝の陽射しを受けて東側は爽やかに輝き、昼が近づくにつれて西側の赤やオレンジも鮮やかさを増していく。






刻々と変化する光のショーに、いつまでも教会を出ることができない。結局、サグラダ・ファミリアには3時間半滞在した。


13:00 昼食
旅行中の昼食はバナナやサンドイッチで済ませることが多いが、ここはスペイン。サグラダ・ファミリアから徒歩圏内にある、事前にチェックしておいた「BARDENI EL MEATBAR」に向かう。ミシュランガイド掲載の人気店だが、なんとか予約なしで入店できた。


ここはとにかく肉、肉、肉。といっても、味付けは繊細で、盛り付けも美しい。「郷に入っては郷に従え」にならい、普段は頼まないデザートとコーヒーまで平らげて大満足。




14:30 サグラダ・ファミリア再び
腹ごなしの散歩も兼ねて、サグラダ・ファミリアを近所の公園から眺める。

『ガウディの伝言』で紹介されていた、親ペリカンの子への愛情を描いた「ペリカンの親子の像」が見えた。


この像は教会の足元からは見えず、離れたところからでないと見ることができない。外尾さんは、「本当に大事なものは近くにいるときには見えないということを暗示しているのではないか」と解釈している。
15:30 カサ・ミラ
30分ほど歩いて、次なるガウディ建築、カサ・ミラへ。この建物は、1900年代初頭に富裕層が暮らすために建てられた集合住宅だ。


建物に入ってまず度肝を抜かれるのが、曲線を多用した吹き抜け。




見学コースでは、当時の生活を再現した部屋も見ることができる。


屋根裏の空間は、ガウディの建築モデルや設計思想を学べる展示室として公開されている。




屋上に出て驚く。ここはガウディのコスモ(小宇宙)だ。


当時の生活様式を感じさせる室内に対して、屋上にはガウディの頭の中がそのまま形になったような世界が広がっている。恐らく、クライアントの要望に応えて室内をデザインし、そのストレスから解放されたガウディが自由にデザインしたのが、この屋上ではないか。


そんな風に思うほど、室内と屋上のギャップが大きいのが面白い。
屋上からは、遠くにサグラダ・ファミリアが見えた。


19:30 フラメンコショー
フラメンコの本場、アンダルシア地方のグラナダでフラメンコを観たので、バルセロナでも「Tablao Flamenco Cordobés」を訪問。

まず食事スペースに通され、少し事務的にコース料理がサーブされる。大観光地バルセロナに来たなぁ、と実感。


ディナー開始から90分後、フラメンコ会場に移動。


21時にフラメンコショーが始まった。ギター3人、歌い手4人、踊り手3人の大所帯。




とにかく楽しそうに歌い、楽しそうに踊る姿が印象的。このフラメンコは「生の喜び」を表現しているのだろう。
【ガウディデザインのガス灯】
ホテルへの帰り道、レイアール広場に立ち寄り、若きガウディがデザインしたガス灯を見る。ガウディ初期の仕事の一つだが、きちんと四方を照らす実用的な街灯に、すでに独特の装飾が施されている。


24:00 就寝
明日もガウディ三昧の予定。

