Day 3【London: National Gallery, Inside Ardman & Moulin Rouge! The Musical】(2026/4/24)

ardman UK

7:00 起床
朝食はたっぷりの野菜とエッグ・ベネディクト(今朝もタバスコをかけて食べた)。

たっぷりの野菜とスペインオムレツ
クリーミーなエッグ・ベネディクト

ロンドン3日目は、朝一でナショナル・ギャラリーに行き、午後は『ウォレスとグルミット』『ひつじのショーン』で有名なアードマン・アニメーションズの「Inside Aardman: Wallace & Gromit and Friends」展、夜はミュージカル『Moulin Rouge!』を観る。

9:40 ナショナル・ギャラリー着
開館時間10時の20分前に到着。まだ列は短いが、開館時間が近づくにつれ、どんどん長くなっていった。入場チケット(無料)を持っている人と持っていない人は別々の列に並ぶ。

9:40の状況
10:00前の状況

10:00-12:00 ナショナルギャラリー
昨日訪れたブリティッシュ・ミュージアム同様、今日も入場時にチケットのスキャンはおろか、チェックすらされなかった。どこも人手不足なのかもしれない。

はじめて開館時に入館したが、来館者は膨大な数の展示室にバラけるので、ゴッホの「ひまわり」がある部屋でもこの空き具合だ。

開館直後の状況
「ひまわり」も間近でじっくり鑑賞できる
ゴッホ「ひまわり」
ゴッホ「二匹の蟹」

南に位置する展示室から北の方向を眺めると、突き当たりの壁に宗教画を見通せた。

南の展示室から北の展示室を眺めた景色
北端の壁に宗教画が見えた

幾重にも重なる通路のアーチが、まるでその宗教画の額縁のように見える。こんな展示方法があるとは!

通路のアーチが額縁のようだ

これも、まだ人がまばらな開館直後に入場したから気づいたことだ。ナショナル・ギャラリーは開館時のチケットを予約する価値がある。

ナショナル・ギャラリーの公式予約サイトはこちら↓

Plan your visit | Visiting | National Gallery, London
Plan your visit to the National Gallery. Book your Gallery entry ticket or exhibition ticket in advance.

絵画は門外漢なので、モネ、レンブラント、フェルメール、ダ・ヴィンチといったポピュラーな画家と、ガイドブックで「必見」と紹介されている作品を中心に鑑賞(これはいつものこと)。

モネ「トゥーヴィルの浜辺」
モネ「サン=ラザール駅」
レンブラント(もしくはそのフォロワー)
「高い部屋のテーブルで読書をする男」
レンブラント「盲目のトビットとアンナ」
フェルメール「ヴァージナルの前に立つ女」
フェルメール「ヴァージナルの前に座る女」
隣り合って展示される二枚の絵
ダ・ヴィンチ「聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ」
ナショナル・ギャラリーで一番好きな絵
ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」
イーゼルを広げ、ガチで模写するおじさん

12:00 退館
トラファルガー広場から遠くにビッグ・ベンが見えたので、散歩がてらテムズ川に向かう。

ナショナル・ギャラリー
遠くにビッグ・ベンが見える

ビッグ・ベンまでは徒歩15分。途中、近衛騎兵隊の司令部「ホース・ガーズ」の前には凄い人だかりができていた。

ホース・ガーズ前の人だかり

12:25 ビッグ・ベン
2021年に大規模改修工事を終えてピカピカになったビッグ・ベンは、真夏のような強い日差しを受けてさらに光り輝く。ロンドン観光してるなぁ。

英国国会議事堂
光り輝くビッグ・ベン

『ウォレスとグルミット』とニック・パーク監督のこと
それは、たしか1994年のある土曜日のことだった。社会に出て働き始めたばかりの僕は、疲れ切って週末を迎え、正午近くに目覚めた。何気なくテレビを点けると、アナログなクレイ・アニメーションが目に飛込んでくる。アードマン・アニメーションズの『快適な生活〜ぼくらはみんないきている〜(Creature Comforts)』『ウォレスとグルミット』の初期短編3作と、そのメイキングが放送されたと記憶している。どれも手作りの粘土でできたフィギュアのアナログな動きと、英国的なユーモアに溢れた作品で、一瞬で心を奪われてしまった。寝起きなのと画面に集中したため、ビデオに録画することすら思いつかなかった。

もう一度観たい、と探してみたが、日本ではソフトが発売されていなかった。後日、秋葉原の専門店で『Ardman Collection』の輸入盤レーザー・ディスクを見つけて購入したものの、僕の好きな『ウォレスとグルミット』は収録されていなかった。

1995年にニューヨークを訪問した際、今はなきビデオレンタルチェーン「ブロックバスター」で『Wallace & Gromit The Wrong Trousers』のVHSテープを見つけた時は小躍りし、友達への布教用も含めて数本を購入した。

1995年にマンハッタンで買い求めたVHSテープ

その後、日本でも『ウォレスとグルミット』はレーザーディスク、DVDと各時代のフォーマットで発売され、日常的に同作を鑑賞することができるようになった。

2005年10月には、東京国際映画祭への『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』出品に合わせて来日したニック・パーク監督と宮崎駿監督の公開対談会『映画企画のあれこれ』が開催された。まさか、僕のアニメ界の2大巨頭が公開対談という形でつながる日が来るとは想像もしていなかったので、これは嬉しい驚きだった。

なんとかチケットを入手して参加した対談は、CG全盛の時代になっても「手作り」にこだわり続ける両クリエーターが、互いにシンパシーと尊敬の念を抱いていることが伝わってくるものだった。

苦労して入手した対談会チケット

対談が終わると、両監督は逆の方向に退出していった。一瞬、「どちらの方に着いていこうか」と躊躇したが、パーク監督に会える機会はもうないだろうと、彼の方に着いていった(幸運にも、宮崎監督には以前サインをもらったことがあった)。

会場を出たところでパーク監督に声をかけ、ムック本「ウォレスとグルミット オフィシャルファンブック」にサインをお願いすると、快くサインに応じてくれた。握手した手は柔らかく、「あぁ、これが『ウォレスとグルミット』の世界を創りだした神の手か」と感動した。

ニック・パーク監督のサイン

宮崎監督にサインをもらった話はこちら↓

Day 0【ソウルで舞台『千と千尋の神隠し』を観るということ】(2026/2/13-16)
旅のあらましソウル旅行の目的は舞台『千と千尋の神隠し』を観ること。同作のソウル公演期間は、2026年1月7日から3月22日の2ヶ月半。2月上旬にイギリスとアイルランドを旅行するので、当初は3月に渡韓しようと考えていた。しかしながら、1月14…

15:20-16:30 Inside Aardman: Wallace & Gromit and Friends
Young V&Aでアードマン・アニメーションズ創設50周年を記念した展示会。子供向け施設だが、大人の来館者も多い。

Young V&A
Inside Ardman
展示会の様子
ゆったりとしたスペースで鑑賞しやすい

スケッチから粘土製フィギュアとその製作デスク、乗り物、セット、ライティングブース、効果音ブースなど、アードマン・アニメーションズの制作現場を体感できる。

■スケッチ

初期スケッチ、これだとここまで人気は出なかったかも

■フィギュア

フィギュア製作デスク

■乗り物

おー!
おー!!

■セット

『快適な生活』
『ウォレスとグルミット』
セットの裏側
アホらしくて好き
ディテールが大事
これもアホらしくて好き
『アーリーマン』

■ラインティングブース

■効果音ブース

モニターの動画に合わせて効果音をつくる

さすがは本国、大型のセットや乗り物の展示もあって大満足だった。

会期は2026年11月15日まで。今回、渡英を決めてすぐにチケットを予約したが、売り切れのスロット続出だったので、早めの予約をお勧めする。

「Inside Aardman: Wallace & Gromit and Friends」の公式予約サイトはこちら↓

Inside Aardman: Wallace & Gromit and Friends – Exhibition at Young V&A · V&A
Go behind the scenes of stop-motion animation and explore how Aardman’s iconic characters and worlds are brought to life

19:30-22:30 『Moulin Rouge! The Musical』
今年2月にロンドンでジェフ(ロンドン在住のアメリカ人の友達)とディナーを一緒に取った時に勧められたミュージカル『Moulin Rouge!』をPiccadilly Theatreで。

Piccadilly Theatre

バズ・ラーマン監督の映画『ムーラン・ルージュ』同様、パリのキャバレーを舞台とした演目だけあって、ステージが豪華絢爛。開演前、「これは映える」とばかりに若い女性が真っ赤なステージの写真を撮りまくる(僕も撮りまくった)。

うーん、これは映える!

この演目の最大の特徴は、ミュージカル用に書き下ろされた新曲だけでなく、既存の楽曲も使用する「ジュークボックス・ミュージカル」形式だ。舞台は19世紀末のパリだが、マドンナやレディー・ガガ、アデル、クリスティーナ・アギレラといった現代のポップスが違和感なく織り込まれる。全キャスト、とにかく歌が上手くてウェスト・エンドの底力を痛感。

開演前からキャストが登場するパターン
華やかなカーテンコール

23:30 帰宿
こういう時に助かる「完全メシ」で遅い夕飯。

カレーメシ
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24:00 就寝

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