Day 6【Lake District】(2026/4/27)

lake-district UK

8:00 起床
部屋のカーテンを開けると、世界が朝靄(もや)に覆われていた。急遽、朝食時間まで散歩することに。

窓の外はこの景色

8時を過ぎているというのに、車とも人ともすれ違わない。朝靄の中、町の一日はまだ始まっていないようだ。気温9℃で肌寒い。

8:30 朝食
朝食時間は8時半から9時までと短い(個人経営のプチホテルあるあるだ)。指定された席に座ると、鹿児島から来たお客さんが置いていったのだろう、西郷さんの人形が目に入る。

朝食会場
こんなところで西郷さんと会うとは・・・

朝食は、必要にして十分、シンプルなフル・イングリッシュ・ブレックファスト。

フル・イングリッシュ・ブレックファスト

湖水地方2日目は、午前中に中部と北部を廻り、午後は自由行動、夕方の電車でロンドンに戻る予定。

地図の真ん中と上の方を廻る

9:00 ピックアップ
ガイドのHさん、ドライバーのギャリーにホテル前でピックアップしてもらう。すっかり靄は消え、いい天気。

9:40  グラスミア・ジンジャーブレッドショップ
「グラスミア・ジンジャ―ブレッド」は、1854年にセーラ・ネルソンが湖水地方の登山者向けに作ったお菓子で、登山中にポケットの中で崩れないように固めの仕上がり。

 セーラ・ネルソンのグラスミア・ジンジャーブレッド
(商標登録済み)

2〜3人も入れば一杯になってしまう店内では、ヴィクトリア朝風の衣装に身を包んだ店員が接客しており、タイムスリップしたような気分に。ジンジャーブレッド以外の菓子や紅茶も販売しているが、大抵の客は6個か12個入りのジンジャ―ブレッドを買うので、店外に長い列ができていてもそれほど待たないで済むようだ(今回は朝早く来たので、ほとんど待たずに入店できた)。

ヴィクトリア朝風の衣装
6枚入りで£5.25也(1,100円)

まだ温かいジンジャーブレッドを食べてみる。固いビスケットのような食感に、スパイシーな生姜と砂糖の甘さが相まって独特な味わい。

食感は固い

美味しそうな匂いにつられて、コマドリが店内に入っていった。のどかだ。

店内を伺うコマドリ

9:45 聖オズワルド教会
ジンジャーブレッドショップに隣接する教会に詩人ウィリアム・ワーズワースのお墓はあった。

ショップを出てすぐのところにある案内板
ワーズワース一族の墓標
ワーズワースの墓標

ワーズワースの詩は一編すら読んだことがないので、特に感慨にひたることはないが、清らかなロゼイ川の流れを聞きながら、妻、妹をはじめとした一族に囲まれて永眠できるなんて、幸せなことかもしれない。

隣接するロゼイ川に架かる石橋

10:30 キャッスルリッグ・ストーンサークル(Castlerigg Stone Circle)
キャッスルリッグ・ストーンサークルは、イギリスの300を超えるストーンサークルの中でも最も古いものの一つで、紀元前3200年頃に建設されたとされる。他のストーンサークル同様、建設の目的は不明。

キャッスルリッグ・ストーンサークル

ロープに囲まれたストーンヘンジと違い、石に近づいて触ることができる。のどかだ。

岩をペシペシと触った

11:00 ダーヴェント湖(Darwent Water)のサプライズ・ビュー
高台で車を降り、ダーヴェント湖を見下ろすと、この驚きの絶景。晴れてよかった。

サプライズ・ビュー

11:10 アシュネス・ブリッジ(Ashness Bridge)
サプライズ・ビューを下りたところにある、絵葉書の一葉のような石橋。小川に架かる、かろうじて車一台が通れる小さな橋だ。

徒歩で石橋に向かう
アシュネス・ブリッジ
橋の上流側
橋の下流側

橋の付近には「バーク・ハウス」と呼ばれる石造りの家があり、これもまた画になる風景。

画になる風景
バーク・ハウス

11:30 ホニスター・スレート採掘場(Honister Slate Mine)
ホニスター峠にあるスレート採掘場(1728年創業)。「スレート」とは防水性と耐久性に優れた粘板岩のことで、湖水地方の建物の屋根や外壁、石垣などに使用される。

ホニスター・スレート採掘場
農耕民族の僕には、この勇気はない

ギフトショップやカフェテリアが併設されている加工所では、タイミングが合えばスレートの加工作業を見ることができる。

スレート加工所

氷河が削り取った地形、こんな絶景を見られるとは思わなかった。

氷河が削り取った絶景、ホニスター峠
スレートで作った石垣と飾り

ウィンダミア湖への道中、眺めのいいところで停車してくれた。絶景に次ぐ絶景。

絶景に次ぐ絶景

13:20 ウィンダミア湖
今日のツアーはここで終了。1日12時間を超すツアーもあるが、このツアーは「半日 × 2」。これくらいの長さの方が、参加者も催行者も余裕があってちょうどよい。17時半にピックアップしてもらい、オクセンホルム駅に送り届けてもらう段取りで、それまでは自由行動。

ウィンダミア湖、再び

13:45 クルーズ
ガイドのHさんに勧められた、ウィンダミア湖の中心部を45分かけて周遊する「ブルークルーズ」に参加。

ブルークルーズ

ここまでは好天に恵まれたが、乗船直前に小雨が降ってきた。しかし、出航すると雲が切れて雨は止んだ。船の先頭に座り、波一つない湖面を進む。

豪邸が立ち並ぶ湖畔や小さな島々を眺めていると、45分なんてあっという間だった。

湖畔の豪邸
小さな島

下船する頃には再び晴れ間があらわれた。湖水地方は、大西洋からの偏西風と暖流の影響で年間を通じて「1日の中に四季がある」と言われるほど天候が変わりやすいのだ。

下船する頃には晴れ間が

14:45 Seafarer’s フィッシュ&チップス
「普段、魚は食べない」ドライバーのギャリーが例外的に食べるという、フィッシュ&チップス店で遅い昼食(そんな風に言われたら、訪問不可避ではないか)。

Seafarer’s フィッシュ&チップス
ファストフードな店構え

テイクアウト中心のファストフード店で、残念ながらアルコールはなし。ウィンダミア散策で、手軽に食事をとりたい時にピッタリ。

レギュラーサイズのタラとポテトで£11.9(2,500円)
ギャリーの愛するフィッシュ&チップス
tripadvisor.co.uk

食後、ウィンダミアの町と湖畔を散策。

フィッシュ&チップス店対面のピーター・ラビットカフェ
ウィンダミア湖畔
水かきがかわいいカナダガン

16:00 Quayside再訪
昼食時にアルコールを飲めなかったので、昨夜夕食をとったレストランのバースペースへ。ビールを飲みながら、のんびりとウィンダミア湖を眺める。

17:50 オクセンホルム駅着
昨年に続いて再訪した場所も多かったが、今回は穏やかな春の日差しとさわやかな風に恵まれた。肺が喜んで空気を一杯吸い込んだ2日間だった。

オクセンホルム駅

18:32 オクセンホルム駅発

ロンドンに戻る

21:20 ロンドン・ユーストン駅着
小雨のロンドンに着くと、少し肌寒い。

小雨のユーストン駅
パディントン駅

22:20 帰宿
カップヌードルとシャワーで冷えた身体を温める。

頼りになる旅の相棒

23:30 就寝
明日もバースに出かけるので、少々せわしない。

ローマン・バスで古代ローマに思いを馳せ、ヴァン・モリソンのライブを観るイギリス・バース初日の記事はこちら↓

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