Day 54【Edinburgh: National Gallery of Scotland】8/13/2025

UK

10時起床。オアシスのダブリンでの次のライブは4日後なので、あと数日はエディンバラに滞在する。

スコットランド国立美術館
13時半にホテルを出発してスコットランド国立美術館へ。昨日に続いてTシャツ1枚でちょうどいい陽気。

スコットランド国立美術館

国立美術館だけあって膨大な数の展示品があるが、その中でじっくり観たのは2点の絵画だ。
1点目は「ドゥッディングストン湖でスケートをするロバート・ウォルカー師」(作者はエディンバラ出身のヘンリー・レイバーンとされる)。第一印象は「ポップ」!1790年代の作品だが、現代の広告イラストとしても通用する大衆性を感じる。どこかユーモラスな牧師のスケート姿がリアルな筆致で描写されているのに対して、背景は淡い色彩と筆致で描かれており、そのコントラストを「ポップ」だと感じるのかもしれない。美術館の売店に行くと、この絵をモチーフにしたグッズが各種販売されていた。多くの大衆がこの絵に魅了されている証左だろう。

通称「スケートをする牧師」

2点目は「ロクノーのレディ・アグニュー」(ジョン・シンガー・サージェント作)。一度この女性と目を合わせたら、しばらく視線をそらせなくなってしまった。それだけ真っ直ぐで力強い視線だ。モデルとなったアグニュー夫人はこの絵が大評判となり、上流階級の間で有名な存在になったそうだ。誰でもスマホでポートレイトを撮ることができる今日では、肖像画にそんなチカラがあったなんて想像もしなかった。いや、肖像画が当時のインスタグラムということか。アグニュー夫人、映えてる。

ロクノーのレディ・アグニュー

モネ、ゴッホ、ゴーギャンといった印象派の巨匠の作品が一つの部屋に集まっているので、サクッと鑑賞できるのもいい。

モネ 珍しく暗いモチーフ
ゴッホ
ゴーギャン

スコティッシュ・ナショナル・ポートフォリオ・ギャラリー
スコットランドの歴史を彩った人物の肖像画を収蔵するスコティッシュ・ナショナル・ポートフォリオ・ギャラリー。

スコティッシュ・ナショナル・ポートフォリオ・ギャラリー

正直なところ、肖像画よりもギャラリー入ってすぐの「グランド・ホール」が一番の「展示」だった。

グランド・ホール

肖像画で気に入ったのは、中古音楽ソフト/ゲーム屋の店主を描いた「Labour of Love」。ゴチャゴチャと商品が積み上げられた店内は、自分の部屋を見ているようで親近感を覚える。

Labour of Love

ホリルードハウス宮殿
ロイヤル・マイルの東端にあるスコットランドにおける英国王室の宮殿、ホリルードハウス宮殿。壁を覆い尽くす数々のタペストリーが見事(宮殿内は撮影禁止)。

ホリルードハウス宮殿
この中庭の先、宮殿内は撮影禁止

宮殿に隣接して、12世紀の修道院跡がある。

広大な庭からは「アーサーズ・シート」が眼前に見える。時の王はこの光景を見て、さぞかしいい気分だっただろう。

アーサーズ・シート

ビールが進む夕飯
17時半に「ロイヤル・オーク」という有名なパブに行くが、満席で断念。すっかり外食モードだったので、通りがかったレストラン「ランディズ」に入った。ビールは「ここで一番ポピュラーなやつ」を注文。ポークソーセージは油で揚がっていて、プルーベリー?ソースをつけて食べる。フィッシュ&チップスには、バターこってりで酸味の効いたソースがよくあった。揚げ物ばかりで(まさかソーセージが揚がっているとは・・・)、ビールが進んでしまった。

レストラン「ランディズ」
1番ポピュラーなビール
揚がったポークソーセージ
フィッシュ&チップス

カールトン・ヒル
腹ごなしに「カールトン・ヒル」に上り、夕陽を見る。

中心地からカールトン・ヒルを見る 小高い丘だ

洗濯して23時就寝。

タイトルとURLをコピーしました