Day 51【Edinburgh: Dean Village】8/10/2025

UK

9時起床。「チキン・シーザー・バゲット」を食べて二度寝。眠くて眠くて、バゲットの味はよく覚えていない(フランスパンに歯ごたえがあったことだけは覚えている)。

眠くても食べないわけにはいかない

お昼前に起きると元気になっていた。体力を回復させるには「寝るしかない」と何かで読んだが、その通りだ。なかなかできないことだけど、疲れたら一も二もなく寝るしかないのだ。今日は予定を決めていないので、まだボーっとしている頭で、ガイドブックを見ながらどこに行くか考える。

昼過ぎに出かけると、昨日の寒さとは打って変わってTシャツ一枚でちょうどいい暖かさ。

暖かな日曜の昼下がり

ヴィクトリア・ストリート
色彩豊かな建物が並ぶヴィクトリア・ストリートを通ってグラス・マーケットまで来てみたが、あまり見るものがないので早々にディーン・ヴィレッジに向かう。

ゆるやかなカーブも美しいヴィクトリア・ストリート

ディーン・ヴィレッジ
街の中心地から徒歩20分程のところに位置するディーン・ヴィレッジは、趣きのある村の中央に小川が流れ、晴れた日曜の昼下がりに散策するにはぴったりだ。

ディーン・ブリッジから村を臨む

到底、かつては穀物製粉所で栄えた「産業の村」とは思えない。

17世紀には産業の村だった

小川沿いは「ウォーター・オブ・リース・パス」という遊歩道になっており、しばし散策。湖水地方の「オレスト・ヘッド」以来の自然を満喫した。川の水は少し琥珀がかって色で、スコッチ・ウィスキーのように見える。アイルランドに行った時も思ったのだが、アイルランドの川の水は黒く、まるでギネス・ビールが流れているみたいだった。「川の色とその土地の酒の液色には直接的な関係があるのではないか?」、いつかこの仮説を検証してみたい。

スコッチ・ウィスキーの小川

エディンバラのレコード屋
小さく愛らしい村を去り、50分ほど歩いてレコード屋「エルヴィス・シェイクスピア」へ。なるほど、その店名にしたのはレコード屋兼古本屋だからか。実際に来てみないと分からない事は多い。

エルヴィス・シェイクスピア
下の棚にレコードが入っている
シングル盤はオルタナとインディが充実

付近に「ヴァイナル・ヴィランズ」というレコード屋を見つけたので入ってみる。面白いことに、シングル盤は年代別に区分けされている。こんな区分けの店は初めてだ(レジ横だったので写真は控えた)。残念ながら両店とも食指が動くものはなかった。

ヴァイナル・ヴィランズ

カールトン・ヒル
「カールトン・ヒル」は街の中心地近くにあり、麓から5分も歩けば頂上に着くような小高い丘だ。丘の上からはエディンバラの街全体と遠くに海を見渡すことができる。アクセスがよく、眺めもいいのでエディンバラ滞在中は何度も訪れる場所だ。

中心地を臨む

丘に登ると「アーサーズ・シート」という丘から黒い煙が上がっている。山火事のようだ。「アーサーズ・シート」は標高250メートル、多くのハイカーや観光客が訪れる丘だ(ニュースによると負傷者はいなかった)。僕のFacebookの投稿を見たグラスゴーのイアンから「山火事はよく起こることだから大丈夫。すぐに雨が火を消してくれるよ」とコメントがあった。

アーサーズ・シートから黒煙が上がる
時々火も見える

「ファイブ・ガイズ」でハンバーガーを買って、17時半にホテルで昼兼夕飯。

これでも「小」

エディンバラ、夜の散策
2時間昼寝(夜寝?)して、夜の街を散策。霧雨のためか観光客は少ない。

一つ残念だったのはロイヤル・マイルにスターバックスの店舗ができてしまったことだ。エディンバラには昨年の夏に初めて来たが、その時に驚いたのはロイヤル・マイルを中心とした旧市街地に大資本系のチェーン店を一切見かけなかったことだった(もちろん新市街地にはある)。「地元経済と伝統ある景観を守るんだ」という気概を感じたし、世界的に見ても「チェーン店のない観光地」という事自体がこの街の価値だと思っていたので、これには少々悲しくなった。エディンバラよ、お前もか。

ロイヤル・マイルのスターバックス 1年前はなかった

よく寝た一日だったが、ベッドに入るとすぐに眠りに落ちた。24時半就寝。

この旅、51日目の記事はこちら

タイトルとURLをコピーしました