今日はダブリンに移動してアイルランドのエンタメ・政治雑誌「Hotpress」発足50周年を記念した「Hotpress – History In The Making The Concert」を観る。お目当てはヴァン・モリソンとグレン・ハンザード率いるザ・フレイムス。それ以外に知っているのはボブ・ゲルドフのブームタウン・ラッツくらいだが、多くのアイルランドのミュージシャンが出演するので楽しみだ。

10:20 グランド・セントラル駅へ
下見済みではあったが、念のため30分余裕をもって到着。発車直前にならないとバス停の番号は案内されないため、電光掲示板を見ても肝心なところが表示されていない(PCのバグ?)。


スタッフが見当たらないので、26あるバス停を1番から順に確認していく。結局、僕が乗車するダブリン行きの「X1785」のバス停は23番だった・・・。トホホ。駅に早く来てよかった。

10:40 バス乗車
車内は空いていて快適だが、ダウンジャケットでは汗ばむほど暖房が効いている。

道中、ベルファストのライブ会場でも会ったブライアン(日本在住のアイルランド人)から「ダブリンの3アリーナに着いた。今どこ?」とラインがくる。今夜のライブは「アリーナは先着順のスタンディング」、「スタンドは指定席」。長時間のライブになりそうだったので僕は2階スタンドの席を取ったが、ブライアンはアリーナ最前列でヴァンを観るつもりだという。現在12時半、開場まではあと6時間半もある。「指定席を取って、今ダブリンに向かっている」と返すと、「多分、それは賢い判断だよ」との反応。冷たい雨の中、何時間も並ぶ根性には恐れ入った。
13:00 小雨のダブリン到着
気温7℃、体感1℃。

13:30 ホテルチェックイン
シーズンオフだからか、今日も定刻(15時)より早くチェックインできた。
14:00 クエイズ・アイリッシュ・レストラン



昨日ヴァンとエンカウントできたことをギネスでお祝いし、この店ではじめてのアイリッシュシチューとマッシュポテトを注文。アイリッシュシチューは香草が不要なくらいラム肉に臭みがなくて美味しい。マッシュポテトは塩気とバターたっぷりで濃厚な味わい。



クエイズ・アイリッシュ・レストランの公式サイトはこちら https://quaysdublin.ie
14:50 テンプルバー
食事を終えて店を出ると、テンプルバーに火が灯っていた。


ロンドン到着以後、5日間ずっと曇りか雨が続く。「こんなグレイスカイが続くなら、せめて家の壁くらい明るく塗ってしまえ」という気持ちはよくわかる。



15:15 バス停下見(重要)
少し足を伸ばして、明日乗車予定のブサラス・バスステーションを下見。


17:00 昼寝から目覚めると
ピーター(ベルファスト在住のイギリス人)から「今夜のライブの前に会場で会おうよ」とメッセージが届く。彼は、ベルファストのローカル紙「ベルファスト・テレグラフ」にエンターテイメントに関する記事を書くフリーランスの記者で、昨年(2025年)2月にベルファストでヴァンのライブを観た際、「(わざわざ)海外から来たスーパーファンの一人」としてインタビューを受けた。インタビューは帰国後にメールのテキストベースで行われたため、会うのははじめて。「もちろん!会場に着いたら連絡するよ」と返信。
17:40 会場へ
小雨降る中、リフィー川沿いを40分程歩いて3アリーナへ向かう。

18:10 会場到着
開場時間の18時を過ぎているが、リハーサルが終っていないのか、入場できない。雨が強まる中、行列はどんどん長くなっていく。



18:30 開場
30分遅れで開場。記者のピーターに連絡すると、彼はアリーナのスタンディングエリア、僕はスタンドの指定席なので閉演後に会うことに。


アリーナにマスクをした見覚えのあるシルエットがいるなぁ、とスマートフォンのレンズを拡大したら、アリーナ最善列にブライアンを発見!雨の中頑張ったね、ブライアン。

19:00 開演
ケルト色の濃いクラナド(Clannad)でスタート。
続くアイルランド元大統領(兼、元Hotpressコラムニスト)のマイケル・D・ヒギンズのスピーチに会場は大盛り上がり。いきなりすごいぞ、アイルランド。

アイリッシュ・ウィメン・イン・ハーモニーにギャヴィン・ジェームズが加わり、「Nothing Compares 2 U」をシネイド・オコナーに捧げる。ギャヴィンはその後すぐにステージに再登場し、「Always」をピアノ弾き語り。
20:00 ヴァン・モリソン
早くも登場したヴァン・モリソンに大きな歓声が起きる(彼のショーは通常20時に始まるため、今日の出演時間もそのルーティンに合わせたようだ)。アイルランド島から国際的な音楽業界に進出したパイオニアであり、60年近いキャリアを持つ現役ミュージシャンでもあるヴァンは、当地では”Van The Man(その男、ヴァン)”と呼ばれている※。会場に溢れる敬意から、そんな風に呼ばれるワケを体感できた。
※エド・シーランは「Shape Of You」の中で、“put Van the Man on the jukebox(ジュークボックでヴァンをかけてくれ)”と歌っている。


フローレンス・ロード(現在Hotpress誌のカバーを飾っている)、デニス・チャイラ、ピクチャー・ディス、と若手のパフォーマンスが続く。
ステージチェンジの間は、コメディアンが繋ぐ。

22:00 ダミアン・デンプシー
開演から4時間を経過・・・。アイルランド人らしい無骨で素晴らしいパフォーマンスだが、お尻が痛い。
22:30 ザ・フレイムス
「世界最高のインディバンド」と紹介されたザ・フレイムス。ボーカルのグレン・ハンザードは最初からエンジン全開だ。

フレイムスの熱い演奏は“Erin Go Bragh”※の大合唱で締めくくられた(動画の16:10~。この素晴らしくアイルランド的な歌唱を是非観てほしい)。
※“Erin Go Bragh”は「アイルランドよ永遠なれ」を意味するアイルランド民謡で、oasis Live ‘25のダブリン公演の開演直前に流されて大合唱が起こった。
その感動的なライブの幕開けはこちら↓
23:00 イメルダ・メイ
長い髪を振り乱し、腰を振りながら聴衆をアジテートする姿は現代のシャーマンのようだ。
23:20 クランベリーズのノエルとマイク・ホーガン、ダーモット・ケネディ
24:00 ブームタウン・ラッツ
結成50周年を迎えたばかりのブームタウン・ラッツがトリ。
イメルダ・メイとU2のアダム・クレイトンが加わり、フィル・ライノットの「Boys Are Back In Town」カバーで大団円。
金曜の夜とはいえ、終演はなんと24時20分!休憩なしのショウにお尻が痛くてもげ取れそうになったが、ヴァンがアイリッシュミュージックへのゲートウェイとなり、アイルランド音楽の「今」を浴び続けた5時間半となった。

会場の外でフリーライターのピーターと落ち合い、街の中心地に向けて一緒に歩く。

彼もヴァンの大ファンで、道中はお互いの好きなアルバムや不当に評価が低いアルバムについて意見を交わす(中学生か!?)。彼は一時期ダブリンに住んでHotpressで働いていたそうで、「これからアフターパーティに行くので一緒に参加しないか?」と誘ってくれる。一緒に一杯やりたいのは山々だが、明朝アーマーに移動するので丁重にお断りし(既に午前1時だ)、「またベルファストでヴァンの話しをしよう」と言い合って別れる。
25:00 テンプルバー
いつの間にか本降りになった雨に濡れる。




27:00 YouTubeに動画をアップして就寝
ヤバイ、風邪引いたかも・・・。
Day 6)Uberが使えない、バスルームの照明は点かない、シャワーが出ない、試練続きの1日はこちら



