9時起床。雨音で目が覚めた。朝食はフル・カンブリアンブレック・ファスト。パンにベーコンと目玉焼きをはさんで食べたら美味しかった。

朝食後は霧雨になったのでメインストリートを散歩。ホテルをチェックアウトする時には晴れて暖かくなった。このようにこの地方では常に天気が変わるので、雨だからといって悲観する必要はないが、晴れだからといって楽観してはいけない。


グラスゴーへ向かう。当初グラスゴーには2泊するつもりだったが、1泊になってしまった。昨日の「8つの湖を巡るツアー」(昨日しか実施してなかった)に参加するため、ウィンダミアで1泊延泊する必要があったからだ。せっかく湖水地方まで来たのに湖を見ない手はないと考えたのだ。
グラスゴーのレコード屋
グラスゴー到着後、ホテル向かいの「ミッシング・レコード」へ。シングル盤はかなりの品揃え。後でグラスゴー在住のイアンが「その店は、レアなレコードはオンラインで売ってるよ」と教えてくれた。次の予定があるのでシングル盤のチェックは諦めて、明朝再訪することにした。

徒歩でケルヴィングローヴ美術館&博物館へ向かう途中、大通りを閉鎖して人だかりができている。なんだろうと思ったら、『スパイダーマン4』の撮影だった(SNS情報でグラスゴーで撮影していることは知っていた)。

ケルヴィングローヴ美術館&博物館
ケルヴィングローヴは大変立派な美術館で、イギリスではロンドンの大英博物館に次ぐ入場者数だという。



お目当てのサルバドール・ダリの「十字架の聖ヨハネのキリスト」は、厳かさとシュルレアリスム(超現実主義)が共存した不思議な魅力を持つ絵画だった。

ゴッホ、ルノアール、モネといった、僕でも名前を知ってる有名画家の絵画を足早に見る。



閉館時間が迫っていたので、スコットランドの絵画と一階の展示は観られなかった。閉館10分前にスタッフが1階に降りることを促し、美術館の扉は17時2分に見事閉まった。17時は文字通り美術館を閉じる時間なのだ。

スパイダーマン4撮影現場
帰途『スパイダーマン4』のロケを見学。スタントマンらしき人物が車の屋根に乗って両手から蜘蛛の糸を放つアクションを確認しているが、なかなか撮影には入らない。突然、セキュリティスタッフが「今日の撮影はこれで終わり!」と宣言。時計を見たらちょうど18時だった。美術館といい撮影現場といい、この働き方には考えさせられた。雲が厚くなり、風が強くなってきて寒いが、NYPDのパトカーや装甲車、巨大ブルースクリーンにはワクワクした。





そのままグラスゴー・セントラル駅周辺を散策。クライド川まで行くと、晴れて川面に夕陽が反射していた。橋の上ではカモメのヒナが親とはぐれたのか、ずっと鳴いていた。街を少し散策。



ピザパンとチーズオニオンのパイを買ってホテルで食べる。冷えていたが、久々にサンドイッチ以外のものを食べて美味しかった。

グラスゴー、夜の散策
暗くなり始めた頃、駅周辺を散策。昼とは街の表情が変わる。






23時半就寝。
この旅、49日目の記事はこちら(オアシス、エディンバラ公演初日です!)



