ポール・マッカートニーマドリード公演2日目。サウンドチェック付きチケットのため、14時頃には会場に到着したい。その前にティッセン=ボルネミッサ美術館に行く。
8:30 起床
トースターでパンを焼き、ハムチーズタマゴサンドを自作。美味い。




10:30 ティッセン=ボルネミッサ美術館 (Museo de Arte Thyssen-Bornemisza)


フロア毎に各年代の作品が展示されており、鑑賞しやすい。時系列で作品を観たい場合は、最初に2階に上がり、1階、地上階(日本の1階)の順に観ることが推奨されている(展示フロアは変更される可能性あり)。
■2階(13世紀〜19世紀初頭)
思いのほかポップな色彩とタッチ。

■1階(19世紀後半〜20世紀)
ドガ「緑の服の踊り子」は鮮烈な印象が残る。




■地上階=日本の1階(20世紀)
わずか10年ほどの間にピカソの画風が激変したことに驚くが、「闘牛」と「ホテルの一室」が近くに展示されているのも面白い。そうか、これらの絵は1930年代に書かれたものなのか。




マドリードではこれまでに2つの美術館を訪問したが、この幅広い展示が一番楽しめた。
12:20 Cacao Sampaka
ホテルへの帰路、「Cacao Sampaka」に立ち寄ってお土産を追加購入。旅行前からこのスペイン王室御用達ショコラテリアはチェックしていたのだ。パッケージデザインもスペインらしく、お土産にぴったり。




14:00 ホテルに荷物を置き、会場へ

14:45 会場着

「ゲート31」の列に並ぶ。観客の自主採番番号は「57」。悪くない。


ビル風が強く、日陰で寒い。サウンドチェック開場の17時までは2時間ちょっと。前に並ぶスペイン語を話す男性、てっきりスペイン人だと思っていたら、ベネズエラ人だという(ベネズエラの公用語はスペイン語)。彼の名はカルロス、ベネズエラで矯正専門の歯科医をやっている。「ポールを観るために日本から来た」と言うと、「それはすごい!」とすぐに友達になった。ポールのライブを観ることが長年の夢だったカルロスは、チケット代金の決済に自身のクレジットカードを使えず、親類のカードを使ってなんとかチケットを確保したとのこと。その要因はベネズエラが米国と激しく対立しているからだという。飛行機でマドリードまで来るのも色々と困難があったそうだ。こういう話を聞くと、本当に世界は広いと思う。知らないことばかりではないか。
16:00 IDチェック
パスポートを提示してリストバンドをもらう。公式番号は「48」!。


昨日もサウンドチェックに参加したカルロスは、「入場の段取りは分かってるから、僕に着いてきなよ」と優しい。開場までお互いの国のこと、ビートルズのことを話して過ごす。
17:00 入場開始
比較的セキュリティチェックは厳しく、多くのサインボードが入口で没収されている。

入場時にVIPパス、リトグラフ、チケット風マグネットが入ったトートバッグを受け取る。





17:40 アリーナ入場
走ったり押したりする観客はいない、平和な入場。カルロスに着いて、首尾良くセンター最前列を確保。

17:55 ポールとバンド登場
ポールはバンドメンバーと和やかに歓談。


18:00 サウンドチェック
写真撮影は可だが、動画撮影は不可(動画撮影しているとスタッフに止められる)。ブログにはセットリストを記載しない主義だけど、サウンドチェックは毎回演奏曲が異なるので、備忘録として記しておこう。
- Instrumental Jam
- Matchbox
- Coming Up
- All My Loving
- Women and Wives
- Miss Ann
- On My Way to Work
- San Francisco Bay Blues
- Singing The Blues
- Midnight Special
- Queenie Eye
- Lady Madonna
サウンドチェックは、レスポール、ヘフナー、グランドピアノ、マーティン・D-28、ウクレレ、エピフォン・テキサン(本番では出番なし)、マジック・ピアノと、1曲毎に楽器を変えながら進行し、リラックスした演奏。コンサート本編のセットリストから外れた「All My Loving」や「Coming Up」といったオリジナル曲が嬉しい。




















18:50 サウンドチェック終了
サウンドチェックが終わると、一度アリーナから出なければならない。今日はスタンディングなので、場所取りはここからが本番だ。カルロスによると、昨日は運営の仕切りが悪くて入場順がメチャクチャになり、観客からクレームの嵐だったそうだ。今日は改善されることを期待するも、スタッフがリストバンドの番号を読み上げることもなく、成り行きで待機列ができる(特に大きな混乱はなし)。

と思うけど、そんな面倒なことはしない
19:10 再入場
サウンドチェック入場時とは打って変わって、開場の合図とともにみんな走る、走る。中央最前列は押さえられていたので、小柄な女性の後ろのポジションを確保。ポールが来日する度に公演を観てきたが、今夜が一番ステージに近い。残念なことにカルロスとはぐれてしまった。



21:00 開演
■A Hard Day’s Night
昨夜はスタンド席だったので俯瞰してショウ全体を楽しんだが、今夜は目の前にポール。周囲の興奮した観客も歌いまくる。




■Drive My Car
ポールのベースがバンドをグイグイ引っ張ってドライブさせているのがよく分かる。歌いながらこの運指、凄い。










■Getting Better
ポールのカッティング、エッジが効いてて最高!


■Olé, Olé, Olé
ポールがグランドピアノに移動する間に自然発生した「チャント」。合唱に合わせて伴奏を始めたポールとバンドも楽しそう。

■Maybe I’m Amazed
歌心溢れるピアノ伴奏が素晴らしい。ボーカルとピアノが不可分だ。
■Love Me Do




■Now and Then
泣く・・・
■Jet
カッコいいなぁ、バンドサウンド。
■Being for the Benefit of Mr. Kite!



■Something
ジョージを背景に歌うポールに胸が熱くなる。
■Band on The Run

■Get Back
■Let It Be
■Live and Let Die
■Hey Jude
スペインの聴衆は熱い!
■I’ve Got A Feeling
これも泣く・・・
■Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
■Helter Skelter
■The End
See you next time!


ステージを目の当たりにして感じたのが、ポールの楽器演奏の貢献度の高さ。バンド全体をドライブするベースライン、エッジの効いたエレキのカッティングとソロ、メリハリのあるアコギのフィンガリング、歌心溢れるピアノに「ポールは全身が音楽なんだ」と、改めて実感。昨夜は俯瞰で「ロック・ショウ」を、今夜は眼前で「全身音楽家・ポール」を浴びた。
23:30 終演
会場の外でカルロスと落ち合おうとメッセージを送るが、返事がない(ホテルへの帰路、返事が来た)。

24:50 帰宿
マドリード最後の夜、ビールを飲んでパッキング。


25:00 就寝
<追記> 2026年1月、アメリカ・トランプ政権はベネズエラの首都カラカス等を軍事攻撃。カルロスの身を案じたが、攻撃のあった当日に連絡が取れて無事を確認できた。よかった。
ポールマドリード公演初日はこちら↓


