Day 3【Belfast: Van Morrison Night 1】6/23/2025

Van Morrison

「ヨーロッパ・ホテル」に泊まるのは今回がはじめて。9時過ぎに朝食会場に行くと、ヴァン・モリソンのバンドメンバーとツアースタッフが朝食中だった。アルスター地方の郷土料理「アルスター・フライ(Ulster Fry)」(内容はフル・イングリッシュ・ブレックファストに近い)をセルフサーヴで。さすがはベルファスト中心地の四つ星ホテル、一品一品が美味しかった。

手前のソーダブレッドが特徴

ピースライン
10時の気温は15℃。1969年からカトリックとプロテスタント地域を隔てた壁「ピースライン」へ。映画『ベルファスト』の舞台にもなっている。当地の歴史を知りたいと思って訪問。

壁の一部が残っている
暴動の犠牲者の追悼碑

ベルファストのレコード屋
ホテルへの帰路、「ドラゴン・レコーズ」でザ・フーのロンドン・オリンピック閉会式のレコードとオアシスの12インチシングルを購入。

日本の半額くらい(£30)
ピカピカの新品なので、リイシュー?
店内はこれほど怖くない

ヴァン・モリソン
16時にホテル内のディナーショー会場のボールルーム(大広間)に行くと、サウンドチェックが始まっていた。過去何度もヴァンのライブ会場で会って友達になったディヴィッド(アメリカ人)が、会場からの音漏れを聴いていたので、しばし一緒に聴く。サウンドチェックが終わり、17時を過ぎるとショーン(カナダ人)やポール(スイス人)、顔馴染みが集まってきた。

指定されたテーブルに着席すると、面識のないFacebook友達、ジャネット夫妻(サンフランシスコ在住)がわざわざテーブルまで来て声をかけてくれた。たくさんの人と再会し、出会う。

見知らぬ人たちとテーブルを囲む
会場はパンパン
右手の譜面台が視界を遮るので
なるべく左手の席を取る

3コース料理が終わったところで、定刻少し前に「Into The Mystic」でライブがはじまった。ヴァンはせっかちなのか、定刻前に演奏が始まることがあるのだ。「In The Afternoon」「In The Midnight」とはじめてライブで聴く曲が続く。今夜のハイライトはテンポを落とした「Real Real Gone」。

6月中旬に発売され、ファンからは「あの頃のヴァンが帰ってきた」と好評なニューアルバム『Remembering Now』からは、1曲も演奏しないという塩対応ぶり。ベルファスト出身でボストン在住のFacebook友達からは「彼のやりそうなことだ」とメッセージがきた。

終演後、ツアースタッフのP氏に持参したレコードを預かってもらい、サインをお願いする。ヴァンに直接サインをもらうことはほぼ不可能だが、今回のように同じ会場で2日以上公演が続く場合にはチャンスがある。翌日のリハーサル時にサインしてくれることがあるのだ。さて、今回はどうなることか。

この旅、4日目の記事はこちら

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