9時起床。朝食会場は昨夜のELOのコンサート客でいっぱいだ(みんなELOのTシャツを着てるのですぐ分かる)。チェーンホテルらしく朝食に特色はない。
食事かデザートか問題
部屋に戻ってBBCを見ていると、フルーツサンドの作り方を放送していた。6月下旬にイギリスの大手スーパーマーケット「マークス・アンド・スペンサー」が発売し、現在「食事かデザートか?」で大論争になっているフルーツサンド。サンドウィッチだと食事なので非課税、デザートだと課税対象になる可能性があるそうだ。日本生まれのフルールサンドが、サンドウィッチ発祥の地でこんな議論を巻き起こしているのは面白い。



バーミンガムのレコード屋
散歩がてら中古レコード屋へ。駅の反対側の少し寂れた地域に「ディスケリー」はあった。日本と比べても値段が高い傾向にあったので何も買わなかったが、店内では午前中からおじさんたちがレコードも見ずにおしゃべりしている。近所にあったら毎日通いたくなるようなサード・プレイスだった。



駅付近を散策してホテルに戻る。これにてバーミンガム観光は終了。






ホテルに戻り、昼寝して今夜のライブに備える。
昼寝から起きると、ベルファストにおけるヴァン・モリソンのコンサート(8月26日)が発表されていた。ベルファストには元々8月末に行く予定にしてはいたが、ベルファスト到着を早めることにしてホテルを予約した。これで一気に目が覚めた。

一公演だけのはずはないだろう
スティービー・ワンダー
運河沿いを歩いて今夜のコンサート会場である「ウティリタ・アリーナ」へ。



これまでの人生で後悔していることがいくつかある。その一つがスティービー・ワンダーの来日公演を見逃したことだ。特に、70年代に神がかった傑作アルバムを連発した直後の80年代のコンサートは、何があっても観るべきだった(まだ中学生でお金もなかったけど)。しかし、この旅行を計画中に彼のUKツアーがアナウンスされた。まだツアーを続けているとは思っていなかったので、これは嬉しい驚き(wonder)だった。幸い、オアシスのカーディフ公演を観た翌日に列車で2時間のバーミンガムに移動すれば、コンサートを観られる日程だったので、迷うことなくチケットを取った。
音楽の神様がすぐそこにいた。「Isn’t She Lovely」のテーマになった愛娘のアイシャはバッキングボーカルの一員として父親と一緒にステージに立っていた。何度あの泣き声とハーモニカソロをレコードで聴いたことか。いやぁ、感動した。






ホテルのバーでビールを一杯飲んで、2時半就寝。



この旅、18日めの記事はこちら



