Day 45【London → Lake District】8/4/2025

UK

8時半起床。朝食後、ホテルに預かってもらう荷物をなんとか2つにまとめる(昨夜は3つだった)。

ベッドの上の荷物を旅行に持参
床の荷物をホテルに預かってもらう算段

10時半にチェックアウトする際、次のチェックイン(9月1日)まで荷物を預かってもらえないかお願いしたら、「もちろん」と快く引き受けてくれた。大きな荷物を1ヶ月弱預かってくれるのは本当に助かるが、一方で、今回の旅を通じてチェーン系ホテルには同様の対応は期待できないことが分かった。今後は気を付けよう。

オアシスのエディンバラでの次回公演は、4日後の8月9日。それまで、エディンバラに向かう途中にある湖水地方を旅することにした。

湖水地方への電車がキャンセルになった!
ロンドン・ユーストン駅に着いてチケット予約アプリを開くと、ストーム・フローリス(Storm Floris)接近による強風で途中までしか行けないことが判明。いまさらロンドンのホテルに戻るわけにもいかないので、行けるところまで行くことにする。

ロンドン・ユーストン駅
ロンドンは穏やかな曇りだったので
嵐がきているとは・・・
行けるところまで行く

結果、行程の6割程進んだプレストンという駅から先は電車がキャンセルになってしまった。プレストン駅の電光掲示板には「今日はプレストンより北には行くな」との表示。いやいや、そう言われましてもこちらにも予定がありまして。次の乗り継ぎ地までの電車が全然来ないので、ホームは乗客でパンパンだ。なんなら、一本前に発車しているはずのマンチェスター行きの電車がずーっと停車してホームをふさいでいる。これではいつになったら目的地に着けるかわからないので、駅を出てウーバーに切り替えた。

パンパンなホーム 僕も腕組みして電車を待った
途中下車したプレストン駅

ウーバーに乗車して「電車がキャンセルになってしまって」とドライバーに経緯を説明。確かに風はちょっと強いけど晴れてるじゃないか、と思いながら外を見ていると、ドライバーが「電車は、晴れ、雨は関係なくて、強風が吹くと低速運転か運休になってしまうんだ。ここの公共交通機関は驚くほど脆弱なんだよ」と教えてくれる。なるほど、勉強になった。

確かに風が強い
電車からは見られなかった景色

その会話をきっかけに、中東出身の40代と思しきドライバーが自分の身の上話を始める。彼はこの付近のランカスターという街を活動拠点にしているが(家族もいる)、物価が高すぎるのでランカスター(およびイギリス)を一年以内に出ていく予定とのこと。「どこに引っ越すつもり?」とたずねると、「ここは年中雨が降るから、雨の少ないモロッコを考えている。ただ、夏のモロッコは気温が40℃を超えるから、夏の間はイギリスで稼いで、残りの期間にモロッコでウーバー をやるつもりだよ」。車さえあれば「今日はカサブランカ、明日は違う街へ」、そんな気ままな暮らしができると言う。家族もいるのに自由な精神の持ち主のようだ。

ますます風が強まってきた。今後さらに状況が悪化するようなので、ウーバーに切り替えたのは正しい判断だったと思いたいところだが、アプリでキャンセルになった電車のチケットの一部返金を求めたところ、「すでに一度スキャンされているので(確かにロンドンの改札を通った)、返金は不可」とつれない反応。まぁ、電車の車窓からは見られない景色が見られたし、ホテルには30分遅れで到着したので良しとするか。

ウィンダミア
ウィンダミア到着後にチェックインした「エラレイ」は1階がパブ、2階が客室というペンションタイプのホテル。ウィンダミアはロンドンから鉄道が通じているのでアクセスがよく(今日は悪かったけど)、湖水地方南部の玄関口に当たる町だ。

ホテル・エラレイ
1階のバー
2階の客室 広くて快適

パブのカウンターでチェックインすると、中年の男性スタッフ(オーナー?)から朝食メニューと紙を渡され、今夜中に希望するメニューを書いて持ってきて欲しいと言われる。朝食時間は9時から10時までと短い。部屋で荷解きしたした後、部屋番号、名前、希望メニュー「トースト・ベーグル(サーモン+スクランブルエッグ付き)」と書いて、さっきのスタッフに紙を渡した。9時5分に出発するツアーに参加するので、希望時間は「8時20分」と書いたが、その場で「8時45分」に上書き修正された。ツアーの集合場所はここから徒歩5分のところにあるので、急いで食べればなんとかなるだろう。

朝食メニュー

オレスト・ヘッド
「地球の歩き方」お勧めの「オレスト・ヘッド」へ向かう。「オレスト・ヘッド」は小高い丘で、標高約300メートルの頂上までは徒歩で30分程かかる。頂上までは各所に標示があり、迷うことはない。

オレスト・ヘッド入口
「きついコース」と「普通コース」
各所に標示がある

時々日差しがあるが、すぐに小雨が降ったり、曇ったりと常に天気が変わる。

石垣の道を進む
苔むした石垣
少し歩いただけでこの景色
ヤギがいた

頂上に着くと、360度のパノラマだ。視界の180度に湖が広がり、残りの180度は山並みが見える。風が強く、体を吹き飛ばされそうになったので早々に引き上げる。

丘を下りる時もいい景色だ。

丘の途中から見たウィンダミアの町並み
馬もいた

ホテルに戻り、インスタント雑炊で体を温める。1時半就寝。

この旅、46日目の記事はこちら

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