Day 36【London: Oasis Night 2】7/26/2025

Oasis

【「oasis Live ‘25」9公演目】
7時起床。今日は最後のスタンディングチケットの日だ(今後のロンドンでのライブはすべて指定席)。マンチェスター、ミラノ、ロンドンと移動続きで少々疲れたので、今日は少し遅めに会場に行こうかとも思ったが、「お前は何をしにここまで来たんだ?ライブを観るためじゃないのか?」ともう一人の自分に問われる。「そうだよな」と思い直し、今日もフルスウィングで行く事にした。

何はともあれ朝食

ウェンブリー・スタジアムへ
9時半スタジアム着。先客は30人程。先に並んでいたNさんと合流して話していると、マンチェスターで隣になったアメリカ人のリカルドが僕を見つけて声をかけてくれた。周囲のみんなで各自持参した食べ物を提供しあって、しばし雑談。僕は抹茶味のポッキーを提供した。海外の人もみんな抹茶のことを知っていて(大好きという人がほとんど)、美味しいと好評だった。ポッキーのブランドステイトメント”Share happiness!”を体現した瞬間。

曇り
9時半到着
30番目くらい

列が動く時間や段取りは昨日と同じだ。Nさんと作戦会議をして、ノエル・サイド(ステージに向かって右側)のできるだけステージ中央寄りの場所を狙うことにした。リカルドには「入場する際、入場列の一番右側に並ぶ」ようにアドバイス(4列で入場するが、列の右側の方がステージに近い)。昨日の入場経験がある分、我々にアドバンテージがある。

15時半 整列開始
16時15分 開場は近い
スタジアムに入ったら右側をキープ

入場!
16時40分の開場後、セキュリティースタッフの先導でゆっくり入場するが、ステージ中央には既に人集りができている。突然Nさんがステージに向かって走りだしたので、追いかける。Nさんが最前列のバリアを掴んだ時、右側に少しだけ隙間があったので必死でバリアを掴む。事前に相談した通り、ノエル・サイドのできるだけ中央寄りの場所を確保することができた。ふーっ。

今日はここから

やり過ぎた男
右隣の10代後半と思しき小柄な女の子が、その右隣の若くて長身の男と何やら揉めている。僕がバリアに向かって走った時、その男がスペースを確保するために長い両手を目一杯広げていたのは、チラリと見えた。男は「後からくる彼女のためだ」と主張するが、2人分にしてはどう見てもスペースを取りすぎだ。3人分はある。2人の口論が続く間、僕も彼女も半身でバーを掴もうとして軽い押し合いになる。これはコミュニケーションが必要だ思い、「一人で来たの?」と訊くとすぐ後ろの男性を指さして「お父さんと一緒に来た」と答える。それなら任せようと思っていると、父親がセキュリティースタッフを呼び、若い男についてクレームを言い始めた。男が「その件はすでに何百万回も謝ったじゃないか」と弁明したので、どうやら女の子のことを押したか、彼女が自分のスペースを確保しようとした時に押し返したようだった。男は遅れてきた彼女をバリアの前(最前列)に立たせて、自分は彼女の後ろから(2列目から)両手でバリアを掴んでいた。

いつの間にか女の子側からの物理的プレッシャーがなくなり、ゆったりと両手をバリアに置けるようになった。あれ?と思いながら右を見ると、カップルがいなくなっていた。父親のクレームでセキュリティースタッフによって排除されたのだ。父は強し。カップルだって入場まで何時間も並んだことだろう。彼女の為に最前列を確保したヒーローは、その直後に退場を宣告されてしまった(少なくとも最前列からは)。彼は明らかに「やり過ぎた」のだ。仕方がない。

いつの間にか十分なスペースができていた 右隣の女の子を
押しのけていたら、僕はここにいなかっただろう

オアシスの登場前からスタンディングエリアでは無数のビーチボールが宙を舞い、すごい盛り上がりだ。

オアシス
バンドはリラックスした雰囲気で、演奏はさらに一体感を増した。観衆も熱い声援で応えた。

昨日より中央よりにいたからか、後方でモッシュが発生する度にバーに押し付けられ、ビールのシャワーを浴びた。

アンコール

終演後、明日帰国するNさんと会場内で一緒に写真を撮り、日本での再会を約束して別れた。

Nさんがゲットしたセトリ

今夜もウェンブリー・セントラル駅に向かったが、駅に入るための長い列ができていた。それでも24時にはホテルに戻れた。

駅構内に入るまで30分程かかった
向かい側のホームは空いてる おつかれ

日本を出て36日が過ぎた。この1週間で2つの国を往復し、5つの野外スタンディングコンサートを観た。ハードだったけど、忘れ難い1週間となった。ビールがかかってベトベトな服を洗濯してシャワーを浴び、ベッドの上で溶けた。就寝時間不明。

<追記> 帰国後Nさん、Kさんとは渋谷のブリティッシュ・パブで再会を果たすことができた。楽しい夜だった。

この旅、37日目の記事はこちら。

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