8時半起床。朝食後、繁華街を散歩。パブの軒先には納品されたばかりのビールの樽がずらり。



カーディフ城



城の内部は、今まで見た豪華絢爛なヨーロッパの城と比較して、どこか素朴な印象。金箔を使った装飾は豪華そのものだが、木材を多く使っているからか、絢爛さが抑えられて上品さを増している。






城外の要塞「ノルマン・キープ」に登ると、カーディフの街を一望できた。オアシスのライブ会場の「プリンシパリティ・スタジアム」も見える。数日前に行ったばかりなのに、既に懐かしい。






コンサート会場へ
一度ホテルに戻り、コンサート会場の公園「ブラックウィア・フィールズ」へ向かう。14時40分に会場に着くと、スティービー・ワンダーがサウンドチェック中。なんと、演奏しているのはビートルズの「Come Together」だ!。先客は10人。気温25℃、日差しは強いが湿気は少ない。近くでコンサートスタッフのブリーフィングが始まったが、なんとものんびりした雰囲気だ。開場後、目の前に立ったセキュリティスタッフが、会場のBGMに合わせて軽くをステップを踏みだした。こういうのは人間らしくていいなと思う。


16時20分、定刻より40分早く開場。入場前にポケットの中身を全部出してチェック。事前の告知通り、水は500ml以下の未開封ペットボトルであれば会場内に持ち込めた(セキュリティの問題から飲料は持ち込めない会場の方が多いが、今日は高温なので特例だと思う)。開場直後に入場したので、最前列中央左寄りの場所を確保できた。
コリーヌ・ベイリー・レイ
オープニングアクトはコリーヌ・ベイリー・レイ。「あの」スティービー・ワンダーの前座ということもあって観客を煽り、会場をさらに温めてくれた。



スティーヴィー・ワンダー
今夜のスティービーはバーミンガムとは大幅にセットリストを変えてきて、気迫が凄いというか、熱量が高いと感じた。



先月亡くなったスライ・ストーンへのトリビュート曲「Everyone Is A Star」ではコリーヌと美しいデュエットを披露。コンサート前半の静かなハイライトとなった。
終盤は「Golden Lady」「Overjoyed」「Lately」のバラード3連発とラスト「Do I Do」「Superstition 」「As」の怒涛のメドレーで完全にノックアウトされた。
スティーヴィーのボーカライゼーションは、「二度と同じメロディラインは歌っていないんじゃないか」と思うくらい自由自在に五線譜の上を動き回り、インスピレーションに溢れていた。今回、ライブで観ることができて本当によかった。
22時半に終演したが、退場に時間がかかってビールを買えず(小売店でのアルコール販売は大抵23時まで)、ホテル付近のパブでギネスを一杯飲んで、2時半就寝。



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